世界規模の変化を支援

バイエル、若者主導の3つの食糧安定供給プロジェクトに資金提供


  • 国連の持続可能な開発目標「ジェンダー平等を実現しよう」、「質の高い教育をみんなに」、「つくる責任つかう責任」に焦点を当てたアイデアが受賞
  • 受賞したトップ3つのプロジェクトにそれぞれ3千ユーロ、5千ユーロ、1万ユーロの資金をバイエルが提供
  • 日本からの参加者は「学んだことを伝える」「貴重な経験」とコメント


東京、2017年10月27日― バイエル社 クロップサイエンス部門(拠点:ドイツ、モンハイム)は、世界若者農業サミット2017にて、食糧安定供給を提唱する世界の若い精鋭たちが進展させた未来のプロジェクトに資金を提供します。 対象の3つのプロジェクトは、国連の持続可能な開発目標(UN Sustainable Development Goals:SDGs)のうち「ジェンダー平等を実現しよう」、「質の高い教育をみんなに」、「つくる責任 つかう責任」に関する課題に取り組むものです。

10月9日から13日まで、49ヵ国から選ばれた農業に情熱を持つ18~25歳の若者100人がベルギーのブリュッセルに集結し、第3回世界若者農業サミットに参加しました。 今回のサミットは、バイエルとベルギーの2つの若き農業者の組合である「緑のリサイクル(Groene Kring)」、「若者農業組合(Federation des Jeunes Agriculteurs)」が共同開催し、世界で最も困難な課題の1つである 「いかにして、地球レベルで食糧を安定的に供給していくのか」について、参加者が具体的な解決策に取り組む機会を提供しました。

世界若者農業サミットでは、参加者たちが10組に分かれ、開催期間の1週間で作り上げた自分達のアイデアを専門家からなる審査員や来場者の前で発表し、審査員と会場の人たちが実現可能性、革新性、創造性などを基準に受賞チームを選出しました。

  • 3位に選ばれた“Imperfect Picks(不完全の選択)”は、SDG 12の「つくる責任 つかう責任」について検討しました。アニメを用いたキャンペーンを通じて、子ども向けに「見た目のよくない果物」を宣伝し、傷がついていても品質には問題のない食品を受け入れる、幅広い意識改革の実現を訴え、好評価を得ました。このプロジェクトには、更なる開発と実現のため3千ユーロが贈られました。

  • 2位を獲得したのは“Seeds of Change(変化の種)”で、SDG 4の 「質の高い教育をみんなに」にフォーカスしました。受賞者たちは、消費者と生産者の意識の隔たりを解消することを目的に、若い農業推進者の育成を通して学校における農業教育の促進を目指すプロジェクトを立ち上げるため、賞金の5千ユーロを使用します。

  • 最後に、1位を獲得した“AGRIKUA(アグリクア)”(“Agriculture(農業)”とスワヒリ語で“育つ”を意味する“kua”を掛け合わせた造語)は、SDG 5の「ジェンダー平等を実現しよう」を推進することに焦点を当てています。農業分野で活躍の場を求めるケニアの若い女性のために、オンライン職業プラットフォームを設立するという企画に、審査員と会場にいた人々が一様に心を動かされ、本チームが最高賞である1万ユーロの賞金を手にしました。賞金の獲得に加え、AGRIKUA チームは、プロジェクト実現に向け専門的な研修と指導を受けることになります。また、ヨーロッパを再度訪問し、関連業界団体に対しプロジェクトについての発表を行います。

今年の受賞グループに関して、バイエルクロップサイエンスの戦略メッセージ・エグゼクティブ広報部長であり審査員のフルール・ウィルキンソンは、「最終的に発表されたすべてのプロジェクトの創造性、知性、努力のレベルに私たちは非常に感動しました。バイエルは、このうち3つのプロジェクトに今後の展開に期待をして資金を提供しますが、今年の世界若者農業サミットの参加者全員が、より持続可能な食糧供給への仕組みづくりを目指し、今後も推進、貢献してくれると確信しています」と述べました。

グループ別のプロジェクトに加えて、参加者は世界的に著名な講演者やパートナー組織のスピーチにも触れ、その内容は食糧の安定供給をより促進するために日々の生活で各自が実行することを誓う「3つの約束」にも刺激を与えました。また、EU地域委員会を訪問し、欧州議会のトム・バンデンケンデラー議員とリチャード・アッシュワース議員との会談の中で農業政策についての議論も行いました。このほか、一行は、バイエル未来型農場(ForwardFarm)の一つである、ベルギー郊外のホフテンボッシュ を訪問しました。

本サミットに北海道から参加した上野農園の上野力哉さんは、「発展途上国に対する農業の教育をテーマに10人のメンバーとグループで討論を行いました。出身国はそれぞれ違いますが同じビジョンを持っており、各国の情報を共有し合うなど、ディスカッションを深めることができました。中には、日本の農協が既に実施しているようなこともあり、世界の視点で見ると日本も実践的なことをやっていることに気づかされました。このサミットで世界の仲間から学んだことを日本に戻って伝えていく役割を担っていきます」と今後の抱負を述べました。

また、法政大学 生命科学部 応用植物科学科で食料農業環境政策学を学ぶ三浦宗さんは「近代農業の効率化や技術を、いかに消費者にきちんと伝えていくか、新しい方法を作り出すことをテーマにディスカッションを行いました。遅れた産業ととらえられがちな農業へのイメージをどのように変え、科学的なソリューションに対する社会的理解を深め、農産物に対する最新の取り組みを社会により広く伝える仕組みづくりです。同じ目標をもつ世界中の同世代の参加者との交流を通して、今後も農業に携わっていく上で、貴重な経験を積むことができました」と述べています。

参加者のプロフィールやサミットの詳細は、www.youthagsummit.com をご覧ください。 最新のニュースは TwitterFacebookInstagram (@youthagsummit) Live Event page で発信しています。


世界若者農業サミットについて
世界若者農業サミットは、農業や関連分野における次世代の若きリーダーに刺激を与え交流をもたらすことを目的として、2年に1度開催される国際会議です。 2017年10月、18~25歳の100人の若きリーダーがベルギーのブリュッセルで会議に参加し、世界で最も困難な課題の1つである「いかにして、持続可能な方法で増え続ける人口に食糧を供給していくか?」について オープンディスカッションを行いました。第1回はカナダ、第2回はオーストラリアで開催され、今年のサミットは初めてヨーロッパの都市での開催となりました。 世界若者農業サミットは、世界における農業と食糧供給に関する認識を高めることを目的とした、バイエルの農業教育プログラムの一環として行われます。 今年は以下の49カ国から参加者を迎えました。 アイルランド、イギリス、イタリア、ウクライナ、エストニア、オランダ、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、トルコ、ハンガリー、フィンランド、 フランス、ベルギー、ポーランド、リトアニア、ロシア、ウガンダ、ケニア、ジンバブエ、タンザニア、ナイジェリア、ボツアナ、南アフリカ、アメリカ、カナダ、 エルサルバドル、グアテマラ、アルゼンチン、エクアドル、コロンビア、チリ、パラグアイ、ブラジル、ボリビア、インド、インドネシア、スリランカ、 タイ、中国、日本、ネパール、バングラディシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド。 詳細は、www.ag-education.bayer.comまたは Facebook、Twitterの@BayerAgEduをご覧ください。



緑のリサイクル(Groene Kring)について
緑のリサイクルはベルギー・フランドル地方の若き農業者のための組合で、3,500人ほどの会員を有します。 定期活動やイベントを通じて若き農業者を集め、起業家教育を行い、地方、国内、国際レベルで若き農業者の関心を守る活動を行っています。 詳細についてはwww.groenekring.beをご覧ください。

若者農業組合(Federation des Jeunes Agriculteurs)について
若者農業組合は、ベルギー・ワロン地方に居住・勤務する若き農業者を代表する組織です。2,800人の会員の声を代表し、地方、国内、ヨーロッパレベルで彼らの代わりに提唱を行っています。 また同組織は農業セクターの正式な教育機関として、研修コースも提供しています。詳細についてはwww.fja.beをご覧ください。

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