2012年12月14日
よりよい暮らしのためのサイエンス

バイエル創立150周年:イノベーションと改革を通じての成功

  • デッカーズ:バイエル製品は私たちの暮らしに不可欠なものに
  • 2013年は多くの記念行事を予定

レバクーゼン、2012年11月30日 ― バイエルグループ(本社:ドイツ レバクーゼン、社長:マライン・デッカーズ)が2013年に創立150周年を迎えるにあたり、全世界でさまざまな行事を予定している。デッカーズは「バイエルは発明志向の会社として長く輝かしい歴史をもっています」としたうえで「バルメン(現在のヴッパータール)の小規模ながら革新的な染料工場としてスタートしたバイエルは、今や11万人を超える社員を擁するグローバル企業となりました。過去150年間に、バイエルの数々の発明は幾度も人々のクオリティ・オブ・ライフの質を高めてきました。このすばらしい伝統は未来への約束でもあり『バイエル:よりよい暮らしのためのサイエンス』という私たちのミッションと完全に一致しています」と説明した。創立記念の年を祝うため、バイエルは来年にかけてさまざまな行事やプロジェクトを予定している。これらのイベントはバイエルの社員とその家族を主な対象としているが、近隣住民や顧客、パートナー、科学業界関係者向けの祝賀行事も予定している。

デッカーズは「バイエルの製品は、今では私たちの暮らしにとってなくてはならないものとなっています」と語っている。その一例である解熱・鎮痛剤「バイエルアスピリン」は、1899年に市販されて以来今日にいたるまでバイエルの主力製品の一つになっている。何十年もの間バイエルの研究者たちは、伝染性疾患、熱帯病、循環器領域の疾患等を治療する先進的な有効成分を開発してきた。現在、バイエル ヘルスケアの医薬品研究は、循環器領域、血液領域、腫瘍領域、婦人科、画像診断の分野に集中している。

バイエルの研究部門におけるもう一つの重点分野は農業である。バイエルは、1892年に針葉樹の害虫であるノンネマイマイを駆除する世界初の合成殺虫剤「アンチノニン」を発売し、これがその後続いていく成功の発端となった。今日では、バイエル クロップサイエンス社は農薬部門で世界トップクラスとなっている。この成功はイノベーションに支えられており、持続可能なソリューションを提供する化学農薬や生物農薬だけでなく、高品質の種子についても言えることである。さらに、家庭用、園芸用、林業用の多種多様な製品がある。

高性能素材の分野では、1930年代に発見されたポリウレタンフォームや1953年に特許を取得した高性能ポリカーボネート「マクロロン」が、拡大する応用開発分野の基礎となっている。今日では、バイエル マテリアルサイエンス社の高性能製品は、石油資源保護に重要な貢献をしている。例えば、ポリウレタンは建物の断熱材として使われ、冷暖房用のエネルギー使用量を減らす効果がある。また、軽量材は自動車の軽量化を可能にし、燃費向上に役立っている。建築物や輸送機器などさまざまな物を以前より長持ちさせることができるのは、脂肪族ポリウレタン・コーティングの発明によるものである。最新のコーティング・システムは、その耐風・耐候性によって、自動車や船舶、鉄道車両、風力タービンの光沢を保つ働きをする。

150年続く改革と刷新

バイエル創立150周年と聞くと、すぐに伝統や連続性といった言葉を思い浮かべるとデッカーズは述べた。しかし、実際にはバイエルの150年間継続している改革と刷新の歴史だったと言える。デッカーズ社長は「改革と適応なしには、会社は長期にわたって存続できません」と強調した。

バイエルの前身は、1863年に実業家のフリードリッヒ・バイエルとヨハン・フリードリヒ・ヴェスコットによりヴッパータール市バルメン地区に創設された「フリードリッヒ・バイエル・エ・コンプ」である。バイエルは当初、合成染料を製造していたが、長年の間に製品の種類は大幅に増えた。1881年には、株式会社「ファルベンファブリーケン・フォルム・フリードリッヒ・バイエル & Co.」となり、国際的な化学会社へと発展した。拡張が続く中、1912年にバイエルはレバクーゼンに本社を移転した。第一次大戦後の1925年に、バイエルはコングロマリット「イー・ゲー・ファルベンインドウストリーAG」 の一部となったが、1951年には「ファルベンファブリーケン・バイエル AG」という名称の独立会社として再発足した。

改革のペースは、バイエル創立125周年の1988年以降、さらに加速した。バイエルは中核事業に重点を移し、1999年には子会社の「アグフア」を売却。2005年には従来の化学製品事業の重要な一部を「ランクセス」として分離独立させた。同時に、ヘルスケアと農業(ライフサイエンス事業)分野の事業は、特に「アベンティス・クロップサイエンス社」(2001年)および「シエーリング社」(2006年、本社:ドイツ、ベルリン)の買収を通じて、一貫して拡張されてきた。デッカーズは「革新力の強さと市場の変化に常に適応する能力のおかげで、バイエルは現在進出しているあらゆる事業分野で業界トップの地位を占めています」と語った。発明家魂と成功への意思が、150年前に誕生したバイエルの歴史に今日も生き続けている。

社員、近隣住民、パートナー、顧客、科学界と共に祝う

ドイツ・バイエル社コーポレート コミュニケーションズ部長のミヒャエル・シャーデは「これらすべてのことは、実りある形で創立記念を祝うにふさわしい理由と言えるでしょう」と語っている。現在バイエルは、来年実施予定の多くのイベント計画を立てている。これらのイベントの中心は、全世界で11万人を超える社員である。また、バイエル施設の近隣住民や顧客、パートナー向けの祝賀行事も計画されている。さらに秋には、科学業界関係者によるシンポジウムが開催される予定である。

企業の社会的責任に関連する分野でも、バイエルは創立記念の年を祝う新しい方向を打ち出している。バイエルは毎年、ドイツ国内の社員および退職者が関わる約30のボランティア・プロジェクトを支援している。2013年にはこの支援は大幅に強化され、世界各地に拡大される予定となっている。

シャーデは「もちろん私たちは創立記念の年を機にバイエルの名前を全世界にもっと広く周知させたいと考えています」と付け加えた。準備されているプロジェクトの一つは移動展示で、これはヘルスケア、農業、高性能素材に関連するテーマを目で見て分かりやすく展示しようというものである。この展示は、全世界で20カ所以上を回ることが予定されている。ハイライトとして、バイエル・クロスを船体に表示した飛行船が2013年中に全大陸を巡回するイベントや、さまざまな刊行物の発行も予定されている。これらのイベントは、発明志向の会社の内部に詳細な、時には意外な見識をもたらすと期待されている。シャーデは「私たちは来年に向けて多くのことを計画していますが、今の段階ではすべてを明らかにするのは避けておきます」と語った。バイエルは計画中のイベントの詳細を来年公表する予定である。

バイエル:よりよい暮らしのためのサイエンス

バイエルは、ヘルスケア、農業関連、先端素材の領域を中核事業とするグローバル企業である。バイエルは発明志向の会社として、研究集約的分野をリードしていく。製品とサービスは、人々のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献することを目標としている。同時に、技術革新、成長、およびより高い収益力を通して企業価値を創造することもめざしている。バイエルは、持続可能な発展に対して、そして良き企業市民として社会と倫理の双方で責任を果たすために、これからも努力を続けていく。2011年、従業員数は112,000人、売上高は365億ユーロ、設備投資費は17億ユーロ、研究開発費は29億ユーロとなった。詳細についてはwww.bayer.com.に掲示。

<将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)>
このニュースリリースには、バイエルグループまたは各事業グループの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている可能性がある。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがある。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれる。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負うものではない。

バイエル ホールディング株式会社
2012年12月14日、東京
Bayer Holding Ltd.