セロリに侵入

こぼれた液体をペーパータオルがどんなふうに吸い取るのか、植物の根から葉へ水がどんなふうに吸い上げられるのか、考えたことがありますか。このような作用は「毛管現象」とよばれます。

用意するもの

葉のついた同じ大きさの新鮮なセロリ 4本/コップ 4個(!)/食品用着色料(赤)、青インクなど/計量カップ/ペーパータオル 4枚/皮むき器/定規/古新聞 少々/観察ノート

やりかた
1
イラスト

まな板の上に4本のセロリを一列にならべ、葉のつけ根をそろえよう。

2

4本すべてのセロリを、葉のつけ根の10cm下で切ろう。

3

4つのコップに半分くらいまで水を入れ、食品用着色料などで色をつけよう。小さな(耳かきくらいの)スプーンで3杯入れるくらいだよ。できたら、色水のコップにセロリを1本ずつさそう。

4

4枚のペーパータオルに、それぞれ「2時間」「4時間」「6時間」「8時間」と書こう。(ペーパータオルの下に新聞紙をしいたほうがいいね)

5

セロリをコップに入れてから2時間ごとに1本取り出し、書かれた時間に合ったペーパータオルの上におくんだ。(葉の色が変わり始めるまでの時間に注目してね)

6

水からセロリのくきを取り出すたびに、くきの表面を皮むき器でていねいにむき、色水がどこまで移動しているか調べよう。

7

何が観察できるかな。色水がどのくらい速くセロリのくきを上がっていくか調べてみよう。時間がたつにつれてこの速さは変化するかな。どのように変化するかな。

8

それぞれの時間ごとに、色水が何cm上がったかをはかって、観察ノートに書いておこう。

9
イラスト

身のまわりや自然の中にある物のうち、このセロリのように「毛管現象」で液体が上がっていく物のリストを作ってみよう。ペーパータオル、スポンジ、古いくつした、いろいろな紙袋、花などで調べてみよう。

ワンポイント蜂

水が上がっていくものは、ほかに何があったかな。
水の分子は、たがいに引きつけ合っていますが、物の表面の方に水の分子同士の引きつけ合う力より強く引きつけられるとき、毛管現象が起こります。ペーパータオルの場合、水の分子は、紙の繊維に沿って動きます。植物では、毛管とよばれる細い管を通って移動します。植物は、養分を作るのに水を必要とするため、毛管がなければ生きることができません。