さかだつ髪の毛

敷物の上を歩いたり電気のスイッチにさわったりしたときに、ビリッときたことはありませんか。
寒くて乾燥した日を待って、静電気の実験をしてみましょう。

用意するもの

寒くて乾燥した日/丸い風船(ふくらませて口をとじたもの) 2個/50cmの糸 2本/毛またはアクリルのくつした/鏡(1枚または2枚以上)/友だち(1人または2人以上)/観察ノート

やりかた
1
イラスト

ふくらませた風船に糸をむすびつけよう。

2

15秒ほど風船を自分の髪の毛にこすりつけよう。風船のどの部分もすべてくまなくこするようにするんだよ。

髪の毛はどうなるかな。風船をもう一度、髪の毛に近づけるとどうなるかな。

3

べつの風船を使って、もう一度、風船を髪の毛にこすりつけ、友だち(またはおうちの人)の髪に近づけてみよう。

4

2人が1個ずつの風船の糸を持ち、風船が何かにふれないように、ふわふわとぶら下げよう。

5
イラスト

2つの風船がぶつからないように気をつけながら、2つをゆっくりと近づけよう。どうなるかな。風船は、たがいにおしのけ合うかな。それとも引き合うかな。

6

ぶら下がっている2つの風船の間に手を入れてみよう。
どうなるかな。

7

片手にくつしたをはめ、片方の風船をこすろう。風船をぶら下げて、くつしたをはめた手を風船に近づけてみよう。
どうなるかな。

8

両方の風船をくつしたでこすってから、たがいに近いところにぶら下げてみよう。
今度はどうなるかな。

9

ここまで、風船に働いていたのは、じつは静電気という電気の力だよ。家の中で、静電気が起きるものをさがしてみよう。

寒い冬の日にドアノブや車のドアにさわったとき、バチッときたことがあるかな。乾燥機から服などを出すときはどうかな。

ワンポイント蜂

すべての物質は、電荷をもった陽子と電子という小さな粒子を無数に含んでいます。陽子はプラスの電荷をもち、電子はマイナスの電荷をもっています。ふつうは陽子と電子のバランスがとれているので、物質にふれてもバチッとくることはありません。2種類の物質の表面がこすり合わされて引き離されたとき、片方の表面から電子の一部が取れてもう一方にくっついていくことがあります。すると、電子が余分にくっついたほうはマイナスの電荷が多くなり、電子を取られたほうはプラスの電荷が多くなります。これが静電気の発生です。この2つの物質がもう一度ふれ合うと、余分な電子が足りないほうの物質に瞬時に戻り、それは電流になり、ビリッとくるのです。同じ電荷をもつもの(プラス同士、またはマイナス同士)は反発し合い、反対の電荷をもつものは引き合います。