2011年04月14日

日本のバイエル2010年度(1月~12月)の業績を発表

  • 売上高は前年比5%増の2,315億4,000万円

東京、2011年4月14日 ― バイエル ホールディング株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:ハンスディーター・ハウスナー)は、2010年度(1月-12月)の日本のバイエルの売上高を発表した。

事業報告に先立ち、3月11日に発生した大地震および津波の被害に対して日本バイエル代表のハンスディーター・ハウスナーは「今回被災された全ての方々に謹んでお見舞い申し上げます。日本の皆さんと力を合わせて、この災害を乗り越えていくために努力します」と述べた。今回の災害に際して、バイエルは被災地への緊急資金援助として、1億円を日本赤十字社に寄付した。さらに、日本の関係当局と連携をとった上で、被災地で供給要請があった医薬品等の物資や追加の義援金を提供している。また、バイエルは「バイエル・ケア財団」を通じて全世界の社員に募金を呼びかけており、社員から集まった義援金額に最大25万ユーロ(約2,850万円)をマッチングする。集められた義援金は、特に大きな被害を受けた地域の復興支援用として提供する予定である。

2010年の日本のバイエル概況:

2010年は日本のバイエルにとって好調な一年であり、2010年のグループ売上高は前年比5%増の2,315億4,000万円となった。事業グループ別では、ヘルスケア事業グループの売上高は、薬価改定の影響を受けつつも主要製品の売上げが順調に推移し、前年比7.2%増の1,644億2,500万円を記録した。一方で、農薬関連事業グループの売上高は、321億5,400万円、前年比11.2%と減少した。これは、高水準の流通在庫量や厳しい市場環境、天候不順等が大きく影響している。素材科学事業グループは、特に電気/電子関連業界や自動車業界の景気回復に支えられたことや、グループで進めていた業務の効率化により、売上高は349億6,000万円、前年比13%の増加となった。従業員数は3,420名である。(2010年12月末)

2010年の各事業グループ概況:

ヘルスケア事業グループ
高リン血症治療剤「ホスレノール」、抗悪性腫瘍剤「ネクサバール」、高脂血症治療剤「ゼチーア」、MRI用肝臓造影剤「EOB・プリモビスト」等の戦略製品が事業成長を牽引し、市場成長率を大きく上回る成長を実現した。2010年の新製品としては、食後過血糖改善剤「グルコバイOD(口腔内崩壊)錠」を5月に、月経困難症治療剤「ヤーズ配合錠」を11月に上市。また、ニューキノロン系経口抗菌剤「アベロックス」の単独販売を7月から開始した。動物用薬品事業部は、2010年春に発生・拡大した口蹄疫問題に迅速に対応するために、複合次亜塩素酸系消毒薬「アンテックビルコンS」の緊急輸入を行って対応した。また、メドラッド事業では、CTインジェクタのブランド再構築を実施し、大幅なシェア拡大を達成している。

農薬関連事業グループ
2010年は、水稲向けの大型新規剤「ボデーガード」「ポッシブル」「ルーチン」シリーズを上市した。また、戦略上重要な水稲/果樹・茶/ 野菜/畑作の4作物群に注力した。エンバイロサイエンスについては、芝用殺菌剤「デディケートフロアブル」と芝用除草剤「ウィーデンWDG」を2010年に上市し、製品ポートフォリオを強化した。

素材科学事業グループ
世界経済の回復を受けて、自動車業界、電気/電子業界向けの事業が好調だった。そのような環境の下、素材科学事業グループは大きな可能性があるカーボンナノチューブ(CNT)や機能性フィルム(Functional Films)等のマーケティング活動を積極的に展開した。また、イノベーション・センター(尼崎市)を活用して、大学や企業と共同で応用開発を推進した。

次の100年の新たなスタートの年に

2011年は日本のバイエルにとって特別な年である。まず、1861年、日本とドイツ(プロイセン)が修好通商条約を締結してから150年、バイエルの染料が初めて日本に輸入された1886年から125年にあたる。そして1911年にドイツ・バイエル社の100%出資でフリードリッヒ・バイエル合名会社が設立されてからちょうど100周年の節目の年である。

日本のバイエルは2011年を次の100年に向かって新たにスタートする年と位置づけ、全社を上げて持続可能な成長の実現に向けて努力していく。

日本のバイエル2010年度の主要データ (単位:百万円)

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日本のバイエルについて
日本においてバイエルは、発売以来すでに100年以上経過している解熱・鎮痛剤「アスピリン」を開発した会社として知られている。日本のバイエルは、ヘルスケア分野から農薬関連、さらに先端素材の分野まで、人々の健康や暮らし、産業に関わる社会の幅広い領域で付加価値の高い製品やサービスを提供している。日本のバイエル全体の売上は2,315億4,000万円(2010年)で、従業員数は3,420名。

将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルグループまたは各事業グループの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている可能性がある。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがある。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれる。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負うものではない。

バイエル ホールディング株式会社
2011年4月14日、東京
Bayer Holding Ltd.