2017年訪問校

子どもたちはテーブルの周りに集まり、ビーカーの中に火のついたろうそくを入れる科学実験を観察したり、実験に参加したりしていました。

理科実験教室「わくわく実験びっくり箱」を、佐賀県・長崎県で開催しました

バイエルは、子どもたちの理科に対する興味を高め「理科離れ」対策の一助となることを目指して理科実験教室「わくわく実験びっくり箱」を、2003年から15年にわたって毎年実施しています。2017年の「わくわく実験びっくり箱」は、11月27日に佐賀市立小中一貫校芙蓉校、28日に長崎市立坂本小学校で「パンの発酵やにんじんロケットに学ぶ 身近にひそむ酵素とそのはたらき」の実験を行いました。佐賀の芙蓉小学校は6年生13人、長崎の坂本小学校は5年生28人が実験に参加しました。

 

「わくわく実験びっくり箱」では、毎年を身の回りにある地元の特産品を実験に取り入れています。今回は、佐賀を代表する特産物であるレンコンやサツマイモ、ミカン、長崎ではじゃこ天、ちゃんぽん麺、イチジクを使って、ヨウ素液を垂らして色の変化を見るでんぷんの消化実験や、パンの発酵の作用など、酵素のはたらきについて楽しく学びました。

 

実験の最後には全員で体育館に移動、酵素の反応の実験として毎回大人気の「にんじんロケット」の実験を行いました。ニンジンにはカタラーゼという酵素が含まれており、すりおろしたにんじんをオキシドールの入ったフィルムケースに入れると、カタラーゼとオキシドールが反応して酸素が発生することを確認する実験です。デジタルカメラやスマートフォンを使いこなす現在の子どもたちはフィルムケースを見るのも初めてです。最初にフィルムケースの説明と、すりおろしたにんじんやオキシドールの入れ方を練習してから、実験開始。床に置いたフィルムケース内で発生した酸素によって、ケース本体が音を立てて飛ぶようすに、参加した児童から驚きと大歓声があがりました。

 

児童からは「(理科の授業が)もっと楽しくなって、もっと受けたいなと思いました」「理科はそんなに興味がなかったけど、これだったら楽しく勉強できた」「にんじんロケットが音を立てて飛んで行って面白かった」という感想が聞かれました。

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音を立ててあがるにんじんロケットに歓声を上げる児童たち

 

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でんぷんが含まれているか、ヨウ素を使って調べます

 

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佐賀市立小中一貫校芙蓉校の皆さんと記念撮影

 

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発生した酸素を確認する実験

 

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多くの児童たちが講師の実験を見守ります

 

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長崎市立坂本小学校の皆さんと記念撮影