2018年訪問校

子どもたちはテーブルの周りに集まり、ビーカーの中に火のついたろうそくを入れる科学実験を観察したり、実験に参加したりしていました。

理科実験教室「わくわく実験びっくり箱」を、三重県で開催しました

バイエルは、子どもたちの理科に対する興味を高め「理科離れ」対策の一助となることを目指して理科実験教室「わくわく実験びっくり箱」を、2003年から15年にわたって毎年実施しています。今年は、7月5日に四日市市立中央小学校で行いました。当日は、5年生29人が実験に参加しました。

 

「わくわく実験びっくり箱」では、毎年を身の回りにある地元の特産品を実験に取り入れています。今回は、四日市で有名な「なが餅」を使って、ヨウ素液を垂らして色の変化を見るでんぷんの消化実験や、パンの発酵の作用など、酵素のはたらきについて楽しく学びました。

 

最後には全員で体育館に移動、酵素の反応の実験として毎回大人気の「にんじんロケット」の実験を行いました。ニンジンにはカタラーゼという酵素が含まれており、すりおろしたにんじんをオキシドールの入ったフィルムケースに入れると、カタラーゼとオキシドールに含まれる過酸化水素が反応して酸素が発生することを確認する実験です。

 

児童たちはフィルムケースを見るのも初めて。「これ、知ってる?」と聞くと答えは「スライムを入れるケース?」。まずは、ケースの開け閉めの練習からスタートし、いよいよ実験開始。床に置いたフィルムケース内で発生した酸素によって、ケース本体が音を立てて飛ぶようすに、参加した児童から大歓声があがりました。

 

講師を務めた社員のコメント:「念願のMSMSの講師をようやく務めることができました。子どもたちがわかってくれるか心配だったけれど、みんなが目を輝かせて実験に夢中になっているのを見て、今回講師をやって本当に良かったと思いました。にんじんロケットが盛り上がると事前に聞いていましたが、本当だった!子どもたちが楽しそうに実験をしてくれて、理科を好きになってくれれば、こんなにうれしいことはありません」

 

児童からは「今後も実験とかをたくさんしてみたいです」「理科は少し苦手だったけど、この実験をして好きになりました」という感想が聞かれました。